普通の人でも、リウマチ因子陽性というだけの方は大勢います。
健常者の3%、高齢健常者ではなんと10%も陽性に出ます。また女性は男性より陽性率は高くなります。
一方、本当のリウマチの方でも、70%(発症時)しか陽性に出ません。
つまり本当のリウマチでもリウマチ因子が正常な人、つまり血液にでない人が30%もいるということになります。
リウマチ因子が陽性に出た方のうち、関節の症状がまったくなければ様子見でいいですが、多少なりともあれば、本当にリウマチかどうかを調べるために抗CCP抗体をどこかで調べてもらったほうがいいでしょう。
東京近辺であれば、jseikeiで検査可能です。
結果が出るのに2週間程度かかります。
陽性にでれば遠方でも本院への受診をお勧めします。
MTXを開始すれば病気の火の小さいうちにかなりの率で消してしまうことができます。
MTX(メトトレキサート・リウマトレックス) は、抗リウマチ薬のなかでも最も確実によく効く薬なので、現在では中心的な抗リウマチ薬になっています。
1週間のあいだに2回飲んでもらいます。
副作用を予防する効果のある葉酸(ビタミン剤)=フォリアミンをその前後に1錠ずつ飲んでもらいます。
最初は1回1錠(週に2錠=4mg)または1回2錠(週に4錠=8mg)から始めて、少しずつ増やしていきます。
女性は1週間に8錠=16mg/週ぐらいまで増やします。
男性は1週間に10錠=20mg/週ぐらいまで増やします。
薬の副作用や感染症・肺炎予防に対する指導を徹底しています。
間質性肺炎や白血球減少など危険な副作用がまれに起こるので注意が必要です。
咳や発熱、息苦しい、ひどい全身倦怠感などの症状が出たときは、本院または近くの病院を受診してください。
自由が丘整形外科では、これらの副作用を未然に防ぐために、胸部レントゲンのチェックと血液検査を定期的に行なっています。
また、感染症・肺炎予防のため、肺炎球菌ワクチンを5年に1回受けていただき、さらに、1年毎にインフルエンザのワクチンの接種をしていただきます。
さらに、カビによる肺炎が日本では多発していますので、肺炎予防にバクトラミンという薬を処方しています。